水深6500m以上潜れる有人潜水船は世界に10隻。
この10隻のうちの1隻が日本の「しんかい6500」。
「『しんかい6500』が建造されたのは’89年。すでに潜航回数は1500回を超え、あと5年が限界でしょう。
すぐにでも後継機を作らないと、日本の有人潜水船はなくなってしまうけれど、もう日本の技術では作れないかもしれません」
こんなショッキングなことを言うのは、東京海洋大学の北里洋博士。
建造費の試算は300億円(または500億円)だったが、「これでは足りないだろう」
『しんかい6500』が建造されたのは30年前。そのときの職人さんはすでにリタイアされ、技術は継承されていません。
潜水船が浮上するとき必要な浮力材も、30年間作られることはなく、今はもう作れないでしょう」
12000m潜れる「しんかい12000」を建造する計画。
「その計画が持ち上がったのは’14年。調査費は出ましたが、その後予算措置はとられていません」
そのため技術が継承されず、もはや国内の技術だけで作るのはむずかしいという。
マイナポイントにつぎ込まれた税金は2兆円。これだけあったら…
FRIDAY
‘@安倍政権以来目先利益を生まないものは切り捨てもしくは援助削減が、顕著。
後で後悔しても遅い状況が続いている。
「タイタン」も、北里博士に相談すればあんな悲惨なことにはならなかった。