潜水艇を使って日本周辺の深海調査を行っている東京海洋大学や名古屋大学などのグループは、
8月、小笠原海溝で、日本人としては初めて水深9801メートルの深海に到達することに成功した。
グループによると60年ぶりに日本人としての最深記録を更新したという。
この調査は、東京海洋大学や名古屋大学、それに海外の大学などで作るグループが、
8月5日から行っているもので、アメリカの民間企業の高性能有人潜水艇、「リミッティングファクター号」で、
日本周辺の水深6000メートルよりも深い「超深海」での調査を進めている。
グループによると日本人としては、1962年に海洋物理学者の佐々木忠義氏が、
フランスの潜水艇「アルシメード号」で千島・カムチャツカ海溝の水深9545メートルに到達したのが、
最も深いとされていて、この記録を250メートル以上更新したという。
‘@日本の有人潜水艇は「しんかい6500」
その名の通り深度6,500mまで潜ることができる潜水調査船。
1989年に完成し世界各国で活躍しているが、日本政府はもう少し力を入れるべきだ。