政治・経済、疑問に思うこと!

より良い日本へ願いを込めて。

​ツール・ド・フランス大規模クラッシュ訴えを取り下げ。

先月26日、ツール・ド・フランス(2021 Tour de France)で起きた大規模なクラッシュで、

検察は1日、事故の原因をつくったとして逮捕された観客の女性(30)が、

自分の「愚かさ」を恥じ、事故に対する世間の大きな関心を心配していると供述したと発表。



事故は、仏北西部ブルターニュ地方で先月26日のレース初日に行われた、第1ステージで発生。

道路脇で女性がテレビカメラに向けて掲げた段ボール製のプラカードに、

集団の端を走っていた選手が避けきれず衝突し、後続の選手が次々と落車。

1人が手を骨折したほか、多数の選手が負傷した。

女性は事故後その場を離れたが、30日に逮捕された。身元は明かされていない。

女性が掲げたプラカードには「ゴー! おじいちゃん、おばあちゃん」と書かれていた。



検察によると、自宅でテレビ観戦していた祖父母へのメッセージだったという。

クリスチャン・プリュドム大会ディレクターは、「事故は大げさに騒ぎ立てられた」と述べ、

「よって事態を鎮静化させたい。沿道のファンは気を付けなければならない、

というメッセージは伝わったはずだから」と述べ、訴えを取り下げたと発表。

女性は現在も身柄を拘束されている。



事故の大きさや、ツール・ド・フランスの価値を考えると、決して大げさな話ではない。

地元警察当局はFacebookへの投稿で目撃情報を求めたところ、

4000件以上のメッセージが寄せられ、中には「暴力の扇動すれすれ」ものもあったと説明。

‘@訴えの取り下げは、そのあたりの女性への危険性を鑑みてのことだろう。