大阪民も知らんぷり。‘＠
17日の午前10時すぎ、大阪市北区の雑居ビル4階の心療内科クリニックから出火し24人が死亡。
警察は殺人と放火の疑いで捜査しているが、その容疑者も火災で重体。
今回の事件は2019年に京都アニメーションで起こった放火殺人事件を彷彿とさせる、
無差別の放火テロであり、犯人宅からも当時の新聞の切り抜きが発見されている。
大阪市でいえば2008年に発生した個室ビデオ店放火事件の死亡者16人を超える惨事となった。
ところが、これほどの事件が発生したというのに、大阪市の首長である松井一郎市長は無関心。
スルーしつづけている。
松井市長は火災事件を受けても登庁することはなかったと考えられる。
17日夕方には、ぶら下がり取材に応じた岸田総理は、
「大変悲惨な事件が発生した。まずは実態をしっかり把握し、
原因・経緯について明らかにすることによって再発防止に努めなければならない」
「亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、負傷や被害を受けられた方々に心からお見舞いを申し上げる」
とコメント。
19日には金子恭之総務大臣が、全国の消防に対して同じような雑居ビル3万棟を対象に、
避難経路などを点検するよう要請。
しかし、事件が発生した当の大阪市の市長である松井氏は、
事件発生日の17日、午前文書通信交通滞在費についてのツイートをしただけで、
その後も会見がおこなわれることはなかった。
首長をつとめる市で世間を震撼させる事件が起こったというのに、それを無視して、
国政の文通費問題、維新アピールを発信しつづける。
被害者へのお悔やみや動揺する市民へのメッセージは一切ない。
松井市長は、週に1回も登庁していないこともザラにあり、その実態が明らかになると、
「税金泥棒はどっちだ？」という批判の声も上がってきたが、こんな緊急事態が起きても登庁しない。
21日午後になってようやく松井市長はカメラの前に姿を現し、
今回の火災について「痛ましい事件」として被害者にお悔やみの言葉を口にした。
記者からは「実際に火災のあとにどういうふうに報告があり、どういう指示を出されたのか」
という質問が飛んだ。
松井市長は「まず、すぐに、えー、所管のほうから連絡いただいて、
そのときは『30分で消し止められた』という報告でした。だから、まあ、30分なんでね、
早期に初期の対応うまくいったんだろうな思ってましたけど、
その後、報道等でもあるようにね、大勢の方が亡くなったっていう報告を受けました。
で、我々とすれば、犯罪被害者のみなさんにいかに寄り添えるかということを考えて、
いま対応しているということです」と、悠長に答えた。
2008年に個室ビデオ店放火事件が起こった際には、午前3時ごろに火災が発生したが、
同日午前8時半すぎには当時の平松邦夫・大阪市長が現場を視察。
すぐさま対応をおこなっていた。
あまりにも市長として無責任だと言わざるを得ない。
それでも支持されてしまうのだから致し方ない。
維新は腐りきっている。大阪民を舐め過ぎている。
それを喜んで受け入れている大阪民の気持ちが理解しかねる。
全国の有権者はそれほど鈍感ではないと思うが。
