1日、イタリアはロシアのウクライナ侵略を受け、ロシア天然ガス大手ノバテクが主導する、
北極圏の液化天然ガス(LNG)生産事業への融資を停止した。
イタリアは総事業費が210億ドルに上る「アークティック(北極)LNG2」事業に、
5億ユーロ(5億6100万ドル)を融資する予定だった。
融資はまだ実行されておらず、インテーザ、CDP、SACE,イタリア財務省は、
融資に関する今後の対応を話し合っているという。
ノバテクは同事業の60%を負担し、
三井物産と独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の企業連合、
仏トタルエナジーズ、中国石油天然ガス集団(CNPC)、中国海洋石油集団(CNOOC)が、
それぞれ1割出資している。