米テキサス州の液化天然ガス(LNG)輸出拠点「フリーポート」の運営会社は18日、
火災発生後の生産再開が12月中旬にずれこむ見通しだと発表。
フリーポートは米国最大級のLNG輸出拠点で日本企業も調達しており、
国内のLNG価格上昇につながる恐れもある。
フリーポートでは6月、LNGを移送するパイプが破裂し、漏れたガスが引火したことで火災が発生。
当初は3週間程度での復旧が想定されていたが、復旧が遅れている。
全面再開は来年3月になるという。
フリーポートからは東京電力と中部電力が折半出資するJERA、大阪ガスがLNGを調達している。
ロシアのウクライナ侵略後の資源価格高騰などにより、国内の電気料金は大幅に値上がりしている。
復旧が長引きLNG価格が上がれば、家計の負担がさらに増える可能性もある。