19日、スバルが栃木県宇都宮市の同社航空宇宙カンパニー宇都宮製作所で製造中の、
陸上自衛隊新多用途ヘリコプター「UH-2」量産初号機の初飛行を実施。
ヘリはテストパイロットの操縦で宇都宮飛行場を離陸し、周辺を30分ほど飛行した後、着陸。
UH-2は、米国ベル・テキストロン社と共同開発した、
民間向け最新型ヘリコプター「SUBARU BELL 412EPX」を共通プラットフォームとし、
陸自向けの仕様を織り込んだ機体。
UH-2は、2015年9月に開発事業を受注。2018年12月に試作機の飛行試験を開始し、
2019年2月には試作機を防衛省に納入していた。
防衛省では、2015年(平成27年)度予算案にUH-Xの開発費として10億円を計上。
自衛隊向けのUH-2に関しては1機12億円で150機を調達する予定。
スバルは今後、陸自への納入に向け、引き続き各種社内飛行試験を実施していくとしている。