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​次世代航空機向けの全超電導モータを開発。

九州大学先進電気推進飛行体研究センターは7日、次世代航空機向け400kW級全超電導モータの回転試験に世界で初めて成功したと発表。

航空機は2050年までにCO2排出量実質ゼロという目標が策定されたことで、モータを駆動してファンを回し推進力を得る、次世代航空機の開発が国内外で進められている。

同センターは、経済産業省主導のNEDOプロジェクトを受託し、次世代航空機の実現を目指し、超電導を使った高効率かつ高出力電動推進システムを開発。



超電導化すると、細い超電導線を巻いた巻線と無鉄心化により、従来のモータと比べ、同じ大きさで重量10分の1、出力2倍にできるが、超電導線は交流運転下では超電導特有の交流損失が発生する。

全てを超電導化した全超電導モータを開発。液体窒素をポンプで循環させる冷却システムと組み合わせて、世界で初めて回転実験に成功。

引き続き実用化に向けた開発を進め、同システムの空飛ぶクルマへの適用も目指している。