5月25日、札幌市の地下鉄「南北線」平岸駅のホームで、
男子高校生を押し倒し、馬乗りになって首を絞めだ疑いで、
陸上自衛隊の3等陸曹が暴行容疑で現行犯逮捕された。
男の連れの女性が優先席に座っていたことを、高校生が注意したことがきっかけで口論になった。
当時、男は酒に酔っていたが、「けんかを売られたと思った」などと弁明しているという。
現役自衛官が高校生を一方的に暴行した今回の事件。
SNSでは、驚くべきことに、注意した高校生に対しての批判コメントが多い。
もちろん、自衛官への批判も書き込まれているが、
>暴力自衛官は問題外やけど、例えば妊娠中でも、貧血でも、
酒を飲んでたとしてもそれで気分が悪かったら座れるのが優先席だと思う。正義厨の注意ダメ
>高校生の男の子、座ってたのが若い女性だから注意したんだろ?
言い方もきつかったんだと思うよ。若くても具合が悪くなることもあるんだし、要らん事言うな
‘@すべて想像で批判している。
1月に起きたJR宇都宮線の電車内で、喫煙していたことを高校生に注意されて逆上、
車内やホームで10分以上にわたって暴行した事件。
メディアはこぞって、注意した高校生を非難した。
相手はそういう人間なのだから、「相手にしてはいけない」と。
その影響が大きく社会に反映している。
見て見ぬふりをする社会が当たり前の社会になりつつあるようだ。
ただし、最初に出た報道の内容が真実とは限らないが、それは別の話だ。
いずれにしろ、暴力をふるってはいけないはずだが。
SNSの、暴力を肯定するような意見は、そういう意見をあえて取り上げているのか。
書いた側に何らかの意図があるのだろう。