一橋大(東京都国立市)の外国人留学生向け入試で、数学の問題が外部に流出した事件で、
問題を流出させたとされる中国人受験生が合格し、同大に入学していた。
問題の画像送信を中継したとして、
偽計業務妨害の疑いで逮捕された大学院生李歳寒容疑者(28)が、
「数学以外の全科目は自分が解答を教えた」と供述。
試験は日本語と総合科目、数学の3科目で、警視庁国際犯罪対策課は全てに不正があったとみている。
中国人受験生の王嘉ロ容疑者(22)=同容疑で逮捕=が試験中、小型イヤホンを耳に着け、
会場外の李容疑者とやりとりしていたことも判明。
同課は周囲に気付かれないような機器を準備したとみている。
一橋大は「学部生が逮捕されたことは遺憾。事実関係が判明し次第、厳正に対応する」としている。