葛飾区、数億円を誤支給か保育園補助金。
「返せと言われても…」
数億円に上る補助金が誤って振り込まれた可能性があります。
東京都の葛飾区が、保育園に対する区の補助金を誤って多く支給していた。
この補助金は、保育士不足を補うためにパートの保育士を雇用した私立の認可保育園に対して、
区が独自に支給しているもの。
葛飾区は、一部の私立認可保育園に対し、昨年度までの4年間、
最大で2倍の額を支払っていた可能性があることを明らかにした。
「区が指定するフォームに基づいて申請し、補助金を受け取っていて、
園側では金額の間違いに気づきようがない」
保育園の関係者によると、保育園側は、補助金の申請にあたって区から計算ソフトを提供された。
その計算ソフトにパート保育士の人数を打ち込み、
自動的に算出された金額を補助金として申請するシステムになっているため、
その金額を疑う余地はなかったという。
葛飾区によれば、この計算ソフトが間違っていることに、今年3月、区の職員が気付いたとい。
誤って支払われた補助金は、あわせて数億円にのぼる可能性がある。
過大に振り込んでいたと区から連絡を受けたという保育園は、
「こちらが不正をしているわけではないし、返せといわれると相当厳しい」
「すでに人件費として払っているので、返還を求められても対応するのは難しい」
葛飾区は、今後、保育園側と個別に交渉するとしている。
‘@山口県阿武町と同じようなパターンだ。
なぜか、阿武町の事件の後、次から次へと自治体のミスが発覚している。
あってはならないことだし、無い方が良いに決まっているが、ミスはある。
わたしはミスをしないと自信を持って言える人がどれくらいいるのか。
「こちらが不正をしているわけではないし、返せといわれると相当厳しい」との弁は、
田口翔容疑者(24)と同じだ。
保育園の人手不足を解消するため、パートの保育士を雇用した私立の認可園に支給する補助金。
だとすれば、金額も分かりそうなものだが。
いずれにしろ、補助金の金額などは気になるものなので、把握していないとしたらザル経営だ。