中国では、恒大、碧桂園、世茂集団など、有名なデベロッパー(不動産開発会社)が、デフォルトの連鎖に陥った。
建設現場でクレーンが止まり、労働者が消え、完成のめどがたたないまま風雨にさらされている。
ジャーナリストたちが公表データだけを頼りに、「中国各地のマンションは値上がりが続いている」と流していた。
大手デベロッパーが軒並み倒産すると、下請けや孫請けにも当然影響する。
若者の失業率は、実際には40%を超えているという。
住宅ローンの債務残高は960兆円。
当局は外債、米企業債、株式などの売却に転じた。ローンの支払いボイコットにより、
中央銀行の損失は47兆円強になるという。
公務員の給与減額、遅配が顕著となっている。
地方公務員、教員の給与削減、ボーナスなしとなり、教職員が学校前で抗議集会を開いている。
なぜか、日本では、ほとんど報道されていない。
‘@本当は、「中国ざまぁみろ」と報道したいのだろうが、今や中国の不景気は日本の不景気。
それでなくても、部品調達などいろんな所で弊害が起きているのに、これ以上中国の不景気を煽るのは、
経済の先行き不安をさらに増加させることになる。
何か、恐ろしいことが起きそうな予感がする。