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​ガス値上げナシ、千葉「大多喜ガス」

ロシアのウクライナ侵略、急激な円安ドル高の影響で、海外から輸入している物資の価格が高騰。

電気やガスの値上げは止まらない。



そんな中、19日に投稿されたツイート。

「うちの近所(千葉)は東京ガスじゃなくて大多喜ガスっていう会社を使ってるんだけど、

ガス料金上がってないので調べたら、茂原の川の底から出ているガスを使っているそうだ。

サハリンじゃねーよ、モバラだよ」(@RyuichiSato)

シンガーソングライターの佐藤龍一さんによる、つぶやきだ。

大多喜ガス」という会社のガス料金は上がっていないという。ないようだ。

その理由は「茂原の川の底から出ているガスを使っている」かららしい。

そんな地域が、日本にあるのか.。

Jタウンネット記者は、大多喜ガスに直撃取材した。



まず、大多喜ガスの料金が上がっていないというのは事実だろうか。

Jタウンネットの質問に、同社総務グループの担当者は次のように答えた。

「家庭用ガス料金が上がっていない事は事実です」

担当者によると、都市ガス会社の多くはガスの輸入価格に応じてガス料金を調整しているが、

同社の場合、家庭用ガスについては、主に千葉県産天然ガスを供給しているため、

輸入価格の変動を原因とするガス料金の調整を実施していない。

そのため、現時点においては、家庭用ガス料金に変化がないのだという。

大多喜ガスが属する「K&Oエナジーグループ」のコーポレートレポートによると、

同グループは千葉県を中心に茨城・埼玉・東京・神奈川県下にまたがる「南関東ガス田」で天然ガス開発を行っている。

このガス田は日本最大の水溶性天然ガス田で、同グループの鉱区においては、

現在の年間生産量×約600年分の天然ガスが埋まっているという(可採埋蔵量)。

大多喜ガスでは、そんな天然ガスを都市ガスとして千葉県内の家庭に供給。

メタンの純度が高く十分な発熱量があるため、海外情勢の影響を受けにくいだけでなく、熱量調整の必要がなく、

付臭するだけでそのまま都市ガスとして使えるため、全国的にも安く、そして安定した価格で提供できるそうだ。



「この千葉県産の天然ガスは、県内約17万戸のお客さまにおいて、一般家庭だけではなく、

商業用や工業用の分野においても利用されており、県内の産業も支える重要なエネルギー源となっている。

当グループは、千葉県内で生産した天然ガスを千葉県内で消費していただく、

エネルギーの『千産千消(地産地消) 』を実現。(「K&Oエナジーグループ」コーポレートレポートより)

ツイッターなどでの反響について、大多喜ガス総務グループ担当者は、

「あらためてSNSの影響の大きさに驚いています。たくさんのお客さまに喜んでいただいていることを知り、

当社としてもうれしく思っています」とコメント.

‘@うらめしや~。