自民・中曽根の選挙に「旧統一教会300世帯が参加」
統一教会の創始者・文鮮明氏が2005年に信者に向けて行った説教で、
自民党の中曽根康弘元首相の長男。中曽根弘文元外相(77)を当選させるため、
「統一教会のメンバーら300世帯が選挙に参加した」と選挙支援に言及していた。
文氏は05年1月16日に韓国内で行った説教で次のように語った。
「『中曽根」は、重大な立場の者が真ん中に立って根をつないでいくという意味だ。
重大な使命を失ってしまうと一族が、子孫が、滅びていく。
今回、その中曽根弘文を選挙で当選させようと、統一教会のメンバーら300世帯以上が記録的に選挙に参加した。
だから当選した。金持ちが一つになって援助をしなければ、切られてしまう。統一教会は怖いところなのだ」
当時、群馬選挙区(改選数2)は中曽根氏と自民現職が立候補する保守分裂の激戦。
中曽根氏は、旧民主党新人に次いで2番目に多い27万6229票を獲得して4選を果たしたが、
次点で落選した自民現職とは約8000票差で厳しい戦いだった。