日本大学アメリカンフットボール部の寮で大麻などが見つかった事件の対応を巡り、
林真理子理事長が沢田康広副学長に辞任を求めていることが17日、読売新聞の関係者への取材でわかった。
関係者によると、林理事長は9月4日、沢田副学長と面会。後に大麻と判明した植物片などを保管した沢田副学長が警察に聴取される可能性があり、
そのまま職にとどまれば、私学助成金が3年連続で不交付となる恐れがあるとして、辞任を求めたという。
沢田副学長は「対応方針は林理事長にも伝わっており、問題はなかった」と反論。
自分の一存で行動したわけではなく、合理的な理由の説明もないまま辞任を求められたと主張しているという。
日大が8月8日に開いた記者会見での説明によると、大学側は7月6日に寮で部員の持ち物検査などを実施。
植物片などを発見したが、元検事である沢田副学長は大学本部で保管し、警察には12日後の同18日に伝えた。
沢田副学長は「大麻だったのであれば、学生に自首させたいと考えた」と述べ、隠蔽を否定。
‘@どう考えても沢田副学長の言動は不自然。
以前から指摘しているが、大麻と知りながら隠し持っていたら、アウト。
また、大麻は多くの場合多人数で楽しむ風潮がある。
日大側の拙速な解禁は誤りだ。
現に、また逮捕者が出た。
16日、麻薬特例法違反の疑いで日本大学アメリカンフットボール部の4年生(21)の部員が新たに逮捕された。
逮捕された4年生の部員と今年8月に逮捕・起訴された3年生の部員がSNSで大麻に関する情報のやりとりをしていた。
2人は過去に寮の同じ部屋で生活していたという。
4年生、の容疑者は今年、都内で密売人から大麻を譲り受けた疑いがもたれている。