桜を見る会招待で話題に。
安倍総理辞任直後の逮捕。
家庭用磁気商品の「オーナー商法」で、多額の現金を集めた「ジャパンライフ」、
元会長の山口隆祥(たかよし)容疑者(78)を詐欺容疑で逮捕。
債務超過を隠して客を勧誘。
同社の負債総額は約2405億円で、債権者は約7千人に上る。
同山口容疑者が安倍総理(当時)主催の15年の「桜を見る会」に招かれ、
招待状を顧客勧誘のチラシに使ったことが発覚。
招待は「首相推薦枠」だった。
安倍総理は同年12月の参議院本会議で「個人的な関係は一切ない」と答弁。
しかし、86年の衆院予算委員会でジャパンライフの問題が取り上げられた際、
安倍元総理の父晋太郎氏は、1984年米ニューヨークへの外遊の時、
「私が国連に行ったときに表敬に連れてきたことは事実」と山口氏の同行を認めている。
その時に、息子の安倍元総理も外相秘書官として随行していることが訪問団の名簿に記されていた。
その名簿に、山口氏の名前はなかった。
親子で不都合なことは削除するようだ。
仮に、その時までは安倍元総理が山口氏のことを知らなくても、
当然、慎太郎氏は山口会長を息子に紹介している。
でも、それほど親しいのだから、当然その前から知っていると考えた方が理に叶っている。
安倍家と山口会長との関係は深く長い。
ジャパンライフには、経産省出身の元官僚で、消費者庁の元課長補佐を務めた、
水庫孝夫氏が天下っていた。
ジャパンライフの16年のパンフレットには「関連法律担当」の顧問として顔写真や経歴を載せていた。
菅総理は、安倍政権の闇を一気に片づけたいようだ。
それも検証するのではなく、見えないように蓋をする。
「もう桜を見る会の検証はしない」と発表してすぐの逮捕。
菅総理は、堂々と過去の臭い物に蓋をするようだが、
今回は、検察の一刺しか。
見え見えのこのタイミングで逮捕して、あえて政権の不信感を国民に募らせる。
それとも、菅総理と結託して、逆らう者、余計なものは逮捕するとの警告。
いずれにしろ、菅総理の強権がうごめいているのは事実。
怖ろしや怖ろしや。