‘@冷静に見ればそういう事だと思う。この問題は一般社会でも通用する事例。
不倫問題で活動自粛していたお笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建氏が、
12月3日に開いた記者会見。
年末特番で復帰するため、その前に謝罪会見をした。
テレビ局の情報番組に20年以上携わった女性プロデューサーの見方は。
「渡部さんの場合、発覚後は雲隠れしていて、密かに番組復帰を決めてから、
ほとぼりが冷めたかなというタイミングで出てきたという、
『あざとさ』『都合のよさ』が透けて見えて、これが視聴者を一番イラっとさせるんですよ」
一部の芸能リポーターが意地悪な質問をしたことも批判の的となったが、これは「違う」と反論する。
「だってリポーターは空気を読んで仕事しただけですよ。
渡部さんの自宅に押し掛けたんじゃなく、渡部さん側から会見しますと呼ばれて、
行ってみたら所属事務所の仕切りなし、囲み会見の形をとらされ、
それって渡部さんが自分で『フルボッコで叩かれま~す! 』
の絵作りを自分でやったわけです」
つまり芸能リポーターも予定調和の中にいたというわけだが、何が誤算だったのか。
「渡部さんは自分の立ち位置が分かってないんです。
ダウンタウンの浜ちゃんだって不倫したけど、叩かれないのは、
もともとバラエティで砕けてた人なんですよ。円楽さんだって腹黒キャラで、
自分を聖人君子みたいに演出していないですよね。
でも、渡部さんは芸人といっても、『グルメ王』としてのキャラを売り出したりと、
文化人気取りだったわけです」
その「王様のブランチ」(TBS系列)の番組スタッフはまさに不快感を露にしていた。
タレント本人の都合で出演を休んでおきながら、
降板発表をせずに待ってくれていた番組側そっちのけで、
渡部は他局である日本テレビの「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」
の年越し特番の収録をしてしまったからだ。
だから、この話が表になるや番組側は公式HPの出演者欄から渡部の写真を削除、降板発表をした。
こうした反発を引き起こしたのは、そもそも年末特番の話が事前に漏れたからだが、
ベテラン放送作家は「漏れたんじゃなく、漏らしたの!」とズバリ。
「番組が渡部を使うのは視聴率のためなんだから、漏らさなきゃ意味ない。
でも、その漏らすタイミングを間違えた。こんなのは番組放送の3日前とか5日前に漏らせばいい。
だから収録はもっとギリギリでやるべきだった。日テレのスタッフがそこは無能。
松本(人志)さんもハッキリ言わないけど、そこが不満なんだと思うよ」
情報漏れについて松本は「ルール違反も甚だしい」と報道に不快感を示したが、
渡部会見の前日になるや「オレと渡部の共演は当分無いと思うよ」とSNSに投稿。
まるで収録した企画をボツにするよう決めたかのようなコメントだった。
‘@以前にも指摘したが、渡部氏は、自分でフルボッコになりたくて謝罪会家の舞台を作ったのに、
なりきれなかった。
お笑いで笑い飛ばすか、確実にフルボッコになっていれば救いがあった。
しかし、プライドが邪魔をした。
その様子を見て、松本氏も引いた。
坂上忍君の怒りはお門違い。