政府は、最新鋭ステルス戦闘機「F35B」を、宮崎県新富町の、
航空自衛隊新田原(にゅうたばる)基地に配備する方針を固めた。
今後、地元自治体などとの調整に着手し、2024年の運用開始を目指す。
F35Bの自衛隊基地への配備は初めてで、
空母化の改修を予定している、海上自衛隊の護衛艦「かが」との一体運用を視野に、
中国に対する抑止力を強化したい考えだ。
F35Bは、短距離滑走での離陸や垂直着陸が可能なのが特徴。
自衛隊基地がない離島でも、民間空港を活用することで柔軟な展開ができる。
中国が軍備を増強し続ける中で、政府はF35Bを「離島防衛の切り札」と位置づけている。