重症患者の受け皿として大阪府が新たに整備した「大阪コロナ重症センター」で、
15日から患者の受け入れが段階的に始まった。
府によると、施設にある30床をすべて運用するには130人の看護師が必要で、
今月初めの時点では50人しか確保できておらず、課題となっていたが、
全国知事会や自衛隊などからの派遣を受けて、最低限必要な人員の確保に見通しがたったという。
センターでは集まった看護師などの研修を進めていて、運用は当面、30床のうち5床程度にとどめ、
15日は3人を受け入れた。
敷地には、「大阪急性期・総合医療センター」があり、9日、新型コロナ以外の患者の入院病棟で、
クラスターが発生。
患者11人、医師や看護師ら職員計9人の陽性が判明している。