大宮の立てこもり男 横浜の事件現場に指紋。
JR大宮駅前のインターネットカフェの立てこもり事件で、
女性店員への逮捕監禁致傷容疑で送検された住所不定の無職林一貴容疑者40歳の指紋が、
横浜市内で6月13日に発生した強盗致傷事件の現場に、残されていたことが分かりました。
林容疑者は、6月17日午後に客として利用していた、
JR大宮駅前のインターネットカフェの個室ブースに女性店員を呼び出し、
32時間余りに渡って監禁してけがを負わせた疑いで逮捕され、20日送検された。
捜査関係者によると、6月13日午前5時頃に横浜市南区のホテルで発生した、
強盗致傷事件の現場から採取された指紋の一部が、林容疑者の指紋と一致。
この事件は、男が風俗店従業員の女性の首を絞めて、ビニールテープで手足を縛るなどした上、
現金およそ32万円を奪って逃走したもので、女性は軽傷を負った。
一方、立てこもり事件で逮捕された時の林容疑者の所持金が数百円で、
コインロッカーに預けた手荷物などがないか確認している。
実は、林容疑者には前科があったようだ。
いずれも女性を狙った強盗や性的犯罪、自宅侵入罪等で起訴、逮捕されている。
今から3年前の2018年に、町田市にあるマンションのエントランスに侵入し、
帰宅した当時19歳の女子大学生の頭をゴムハンマーで殴ってけがをさせ、
現金などを奪おうとした疑い。
2018年4月2日午後11時過ぎ、自宅近くのマンション内に、強盗目的で潜伏、
帰宅した女子大学生の頭をゴムハンマーで殴るなどして1週間の怪我を負わせた。
林一貴容疑者はこの事件の直前、3月22日に、自宅近くの女性宅に侵入、
性的暴行、住居侵入罪で逮捕、起訴されていた。
だとすれば、大宮立てこもり以前から、横浜の事件で林容疑者が浮上しているはずだが。