漂着軽石「終わりが見えない」
このごろ、何の報道もなく、その後どうしたのかと案じていたが。‘@
小笠原諸島付近の海底火山から噴出した軽石が、鹿児島県や沖縄県に漂着し始めて約2か月半となった。
鹿児島で最も被害が大きいとされる県最南端の離島・与論島では、
回収した軽石の処分方法が決まらず、町有地に山積みになるといった問題も浮上。
漂着は今も続いており、出漁を見合わせる漁師もあり、
関係者は「終わりが見えない」と嘆きの声を上げている。
与論町役場近くの空き地には現在、漁港などから撤去された軽石が2メートル超の高さまで積まれている。
強風で畑や民家に飛散するといった二次被害も心配しで、
「このまま仮置きを続けるわけにもいかないが、解決策が見つからない」と役場職員は焦りを口にした。
同じ奄美群島の徳之島では、軽石を山間部の処理場に運ぶなどしているが、与論島には捨てる場所がない。
町は県の支援を期待するが、県の担当者は「漂着は今も続いており、
まず回収が最優先。どう廃棄するかの議論はこれからだ」と説明しているという。
県内では与論島のほか、奄美大島、沖永良部島などの一部漁師が出漁を見合わせている。
出漁を見合わせているのは、今月24日時点で県内の登録漁船の約2割に当たる702隻に上る。
漁船のエンジンが軽石を吸い込み、故障する恐れがあるためで、エンジントラブルは164隻で確認された。
与論町漁協によると、11~12月はソデイカ漁の最盛期だが、水揚げ量は例年の半分ほどという。
全41市町村のうち38市町村で漂着が確認されている。
沖縄本島の本部町や国頭村などでは軽石が仮置きされたままだ。
県は来月にも、沖縄本島の北部と南部に1か所ずつ大規模な保管場所を設ける方向で準備を進めている。
軽石は鹿児島、沖縄両県だけでなく、伊豆諸島にも漂着した。
今後は東海・関東への影響拡大も懸念されている。
‘@斉藤鉄夫国土交通大臣は沖縄を視察しただけか。
使えないようだ。