世界屈指の天然ガス産出国であるカタールのカアビ・エネルギー担当国務相は22日、
ウクライナ情勢悪化でロシアから欧州への天然ガス供給に不安が強まる中、
欧州に対して「最大限の支援に努める」と語った。
バイデン米大統領は1月にカタールのタミム首長と直接会談し、
液化天然ガス(LNG)の安定供給に向けた協力を要請していた。
カアビ国務相は、欧州諸国からLNG追加輸出の要望が寄せられていると認めた上で,
「LNGは長期契約に基づき目的地も明確に決まっている。
すぐに代替するのはほぼ不可能だ」と指摘。
他者に融通できるのはガス輸出量の10~15%と推計した。