知床半島沖の観光船「KAZUⅠ」沈没事故で、26日午前、
海底に沈んでいる船体の吊り上げに失敗し、再び作業が再開された。
24日午前、海中に吊るしたままの状態でえい航し、落下させた反省から、
26日は作業船「海進」に“横づけ”し、船体の一部を海上に出した状態で運ぶことになる。
これまでの水中カメラや潜水士による調査で、船体の左側の船底に3か所の穴が開いているという。
今回は前回よりさらに太いロープを使用。5本を2本に。
専門家や評論家らからは失敗したのも致し方ないとの声も聞こえるが、
いまだ12人の行方が不明。単に船が沈没したのとは訳が違う。
気が付いたら船が無かったなどと、億単位の金を使って言語道断の気がするが。
素人考えなのか。
遺族の気持ちを思えば、最初から万全の態勢で臨んでほしかった。
例え船中に人がいなくても、「また沈んだ」との一報を聞いた遺族の心痛幾何か。
(合掌)