保険金から捻出困難。
北海道・知床半島沖の観光船沈没事故で、桂田社長と知人との通話記録で、
「保険も入っています。(乗客は)24名ですから、1人最高1億円とか出しても、まだ余るような形なので」
桂田社長は事故当初、関係者に対し、乗客1人あたり上限1億円の対人賠償保険に入っており、
定員65人分の保険が適用されれば、「KAZU I」を引き揚げる費用を、
保険金から捻出できるとの考えを伝えていた。
しかし、保険は、実際には事故に遭った乗客24人分のみに適用されるため、
引き揚げ費用を国が負担することになった。
‘@当たり前の話で、100人分の保険に入っていたからと言って、
1人の方が亡くなって、100人分下りるはずもない。
どこをどう捻れば、そういう計算になるのか。
保険も対人賠償だから、引き上げや捜索の費用には遺族の配慮が無いと無理。