静岡県小山町須走の県道で13日に観光バスが横転して4人が重傷を負い、そのうち1人が死亡。
県警は同日、バスを運転していた埼玉県飯能市の野口祐太容疑者(26)を、
自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)容疑で現行犯逮捕。
事故は13日午前11時50分ごろ、小山町須走の県道「通称・ふじあざみライン」で発生。
ツアー参加者でバスの右側に座っていた無職女性(74)=埼玉県入間市=が死亡。
御殿場署は14日時点の事故による負傷者は、重傷者がいずれも埼玉県内の40~80代の女性6人、
軽傷者が20~80代の男女14人と発表。
県警御殿場署によると、午前11時51分に「観光バスが下り走行中に横転した」と110番通報があったという。
異常が出たとみられる付近にはセンターラインをはみ出た痕跡が複数残っている。
これがバスのタイヤ痕だとすると、バスは少なくとも事故現場の200m手前からブレーキが利かないなど、
異変が起きていた可能性がある。
現行犯逮捕された運転手の野口祐太容疑者(26)は調べに対し「ブレーキが利かなくなった」と話している。
この証言のようにブレーキが利かなくなった場合に考えられるのが「フェード現象」。
下り坂が連続する道でブレーキを何度も踏んだ場合、ブレーキパッドとディスクが過熱し、摩擦力が急激に減少。
そのため、ブレーキの利きが悪くなるという。
ふじあざみラインは周辺の道に比べ一番勾配がきつい道路だ。
運転手はほとんどブレーキを踏んだ状態だったのかも知れない。
あってはならない事故だが、運転手の人も不憫な気がする。
会社側の管理体制に大きな問題があるのではないか。
間違いだったらご容赦。
(合掌)