日銀保有国債が8749億円の含み損に。
日本銀行が保有する国債の評価損益は9月末に8749億円のマイナスとなった。
米欧がインフレ高進に対応して利上げを進める中、日本の国債金利も上昇(価格は下落)したためで、
2013年4月に黒田総裁が異次元の大規模金融緩和導入以降、含み損に転落したのは初めて。
上場投資信託(ETF)の評価益は9月末で11兆11511億円となり、3月末の14兆6854億円から縮小。
最終利益に当たる当期剰余金は1兆5924億円と前年同期の1兆529億円から増加し過去最高となった。
急速な円安が進んだことで保有する外貨建て資産を円換算したときの為替差益が拡大したことに加え、
上場投資信託(ETF)の運用益が増加したことが主な要因。