米財務省が現地時間18日発表した国際資本動向(TIC)統計によると、
5月の海外投資家の米国債保有額は前月比337億ドル(1ドル=約138円)減の7兆4200億ドルで、
2021年6月以来の最低水準となった。
日本は3カ月連続で売り越し、保有額は前月比57億ドル減の1兆2128億ドルと2020年初頭以来の最低となった。
中国の保有額は6カ月連続で減り、5月は9808億ドルと10年5月以来初めて1兆ドルを割り込んだ。
4月に大量売却した欧州は買い増しに転じた。
英国は5月に213億ドルを買い増し、海外勢で3位に浮上。
スイスは225億ドルを買い増し、保有額を7位から4位に上げた。
国際通貨基金(IMF)のデータによると、
中国人民元が各国中央銀行の外貨準備高に占める割合は16年の1.1%から21年末の2.8%に上昇。