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​東芝買収資金調達に苦戦。

東芝買収でJIPが出資1兆円調達に苦戦、想定通り集まらず。

他の企業からは出資減額の意向も、現時点で契約結ばれず。

東芝の非上場化に向けて買収提案を提出した国内投資ファンド日本産業パートナーズ(JIP)に、

投資資金1兆円を調達できない可能性が浮上。



当初想定した出資額がオリックスから得られなくなったほか、

他の出資予定企業から減額の意向が出ている。

東芝は9日、JIP連合から提案を受領した。

JIPは企業からの出資分1兆円と合わせて総額2兆2000憶円の買収資金にめどが立ったとした。

JIPは銀行団から買収後の運転資金2000億円を含む総額1兆4000憶円の融資証明(コミットメントレター)を得ている。

買収額のうち銀行団によるシニアローンと呼ばれる主力融資が約1.2兆円。

 
その4割相当の5000億円超を三井住友銀が担い、三井住友信託銀行も2割相当の2000億円超を出すとみられる。



銀行団の協議は長引いたが、三井系の金融機関のみで融資の6割を負担することが決め手となった。
 
これを契機に、東芝にとって付き合いの長いみずほ銀行も4000億円超を貸すことで合意。


このほか三菱UFJ銀行あおぞら銀行の合計で2000億円超。


JIPは銀行団に約20社の国内企業から約1兆円の出資確約を得たと説明していた。

オリックスロームからは、それぞれ普通株で1000億円、優先株で2000億円、合計3000億円ずつ見込んでいた。

そのほかスズキが250億円、岩谷産業が100億円、中部電力なども出資の意向を示していたという。



しかし、関係者らによると、オリックス側は普通株1000億円と劣後ローン1000億円の合計2000億円とする方向で調整。

他の一部企業からも、当初の出資予定額の減額や出資見送りの意向が出ているといい、

JIPは少なくとも1000億円超の資金不足に陥りかねない.

ブルームバーグの問い合わせに対して、オリックスの広報担当者は、出資についての検討はしているが、決定した事実はないとした。

東芝は3月末までに受け入れるかどうかの結論を出す方針。



‘@景気先行き不透明と賃上げ。

東芝の先行き不透明感で二の足を踏み企業も出てきたようだ。