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​中国の人口、「本当は10億人だった」?

昨年6月、中国は史上最悪のデータ流出事件に見舞われた。

上海警察のデータベースがハッカー攻撃を受けた。

ハッカー集団は、個人を特定できる最新の情報を含む10億人分(23テラバイト相当)のデータを盗み、

それをダークウェブで1セット10ビットコイン(約20万ドル)で売りに出した。

これを購入した研究者たちが分析してみると、その数値は中国の実際の人口動態プロファイルと酷似していた。



統計処理に当たって総人口の70%(総数を14億とすれば10億)ものサンプルを使うことはあり得ない。

一般論として、そんな必要はないし、手間も費用もかかりすぎる。普通はどんなに多くても10%程度だ。

中国政府は毎年、サンプル調査を基に人口の変動を推計しているが、その際に用いられるサンプル数は総人口の1%だ。

そう考えると、昨年のハッキングで流出したデータには全国民の個人識別情報が含まれていた可能性が高い。

つまり、中国の本当の人口は14億でも12億8000万でもなく、せいぜい10億人程度という可能性が出てくる。

ウィスコンシン大学の人口統計学者である易富賢(イー・フーシェン)は、水増しされる前の出生データを基に、

中国のピーク人口は約12億8000万人だったと推定(氏の著書は、中国国内では発売を禁じられている)。

中国は、22年の人口総数は約14億1000万人だったと、主張。