東ドイツで最も古い修道院にしてビール醸造所であるノイツェレ修道院醸造所が、世界で初めて粉末ビールを製造。
見た目は乳白色の粉なのに、水と混ぜてよーくかき混ぜるとシッカリ泡立つビールになる。
彼らはBMWi(連邦経済技術省)からの資金援助を得て、技術パートナーと共に2年の歳月をかけて完成させたとのこと。
まだノンアルコールだけだが、今年の半ばには輸送コストが最も高いアジアやアフリカ圏に向けて販売するという。
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たとえば、ドイツビールは船便で日本に来ると1~2カ月前後かかり、その途中で瓶が割れて破損したり、
缶だと穴が空いてダメになってしまうこともある。粉末だとそうした心配もなくなる。
ビールの90%以上は水で、世界に向けて何十億リットルもの水が運ばれているのは、
環境的な観点ではムダが多いことになる。その問題が、粉末化で大きく解消できることになるという。
他のカクテルなどに混ぜてみたり、料理の隠し味にしてみたり、変わった楽しみ方も期待できる。
次の段階では、アルコール入りも造るとしている。
‘@値段がいくらか分からないが、料理や飲料に混ぜたりいろんな楽しみ方ができそうで楽しみだ。