アフリカ北東部・スーダンで続く軍事衝突を受け、政府は日本人の退避のため、
航空自衛隊の輸送機をジブチまで移動させ待機させることを決定。
今週末にもジブチに出発するという。
今後、スーダンの状況を踏まえたうえで、自衛隊法に基づき、現地にいる日本人の輸送を行う予定。
また、ジブチを拠点に海賊対処行動に当たっている自衛隊の部隊についても、必
要に応じてこうした任務に対応できるような態勢をとっているという。
‘@スーダン情勢の悪化を受けてドイツ政府が19日に予定していた在留ドイツ人の退避計画が、見送られた。
日本はスーダンに近いジブチに自衛隊を派遣して待機させ様子を見るようだ。
ジブチには自衛隊唯一の海外拠点がある。
こうした対応は、2021年8月のアフガニスタンからの邦人等の退避で自衛隊の判断が遅れた経験を受けたものだが、
その時に比べれば早い対応だが、それでも遅い。
自衛隊によるこうしたオペレーションが、改善されていくことは重要だ。
ドイツは19日に退避計画を予定していた。
紛争地では時間が命取りになる。
現地では、国連の機関「WFP(世界食糧計画)」の職員3人が戦闘に巻き込まれて死亡したほか、
EU(ヨーロッパ連合)大使が自宅で襲撃されるなど国際機関の関係者や外交官にも被害が出ている。
被害者が出てからでは遅いのだ。