日本ボクシングコミッション(JBC)は21日、前WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(志成)の尿検体から大麻成分が検出されたと発表。
JBCによると、昨年12月に行われたWBA王者ジョシュア・フランコ(米国)との王座統一戦(引き分け)後のドーピング(禁止薬物)検査で、
井岡の尿検体から、禁止物質のTHCの代謝物である「THC‐COOH(Carboxy‐THC)」が検出されたという。
ただし、世界ドーピング防止機構(WADA)の基準によれば、尿検体のTHC‐COOH濃度がこれを超えるものではなかったことから、
JBCでは、違反しなかったものと判断いたしました」とした。
JBCは昨年12月31日に東京都内で行われた世界スーパーフライ級2団体王座統一戦の際に井岡から、二つの尿検体を採取。
今年1月と今月中旬に検査し、ともに微量の大麻の成分が検出された。
日本では、大麻などの違法な薬物使用は認められていないが、法律では尿から大麻成分が検出されただけでは処罰対象にはならないという。
‘@そもそも昨年12月の話が今頃という意図が分からない。
井岡選手は、2020年12月31日の試合におけるドーピング検査においても大麻の成分が検出された。
倫理委員会において審議され、結論として、井岡には問題がなかったと判断された。
後味の悪い話だ。
今月24日にはWBA王者フランコとの再戦が控えている。