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より良い日本へ願いを込めて。

大麻由来成分“CBD”の利用拡大。

大麻草から抽出されたカンナビジオール=CBDという成分。

チョコレートやハンドクリームなど、CBDを使った製品がいま若い人を中心に人気を集めているという。



珈琲などにも数滴たらすなど、CBDを提供する店が増えている。

大麻由来であるものの違法ではない。

摂取すると、ゆったりとした気分の状態になれるという。

WHO・世界保健機関はCBDについて、

「研究が限られており、すべての影響が明らかになっていない」としながらも、

「一般的にCBDは毒性が低い」「乱用や依存の報告はない」としている。

メリカではすでに市場規模が1400億円を超えていて、10年後には8000億円にまで成長すると予測されている。

日本でも、与野党の国会議員が参加するCBD議連ができている。



自民党衛藤晟一参院議員は、「やっと厳しい規制の中からここまで来た」と気炎を上げる。

大麻草からCBDだけを抽出し、違法成分であるTHCを取り除くには高度な技術が必要な為、

製造の過程で微量のTHCが混入してしまうケースは少なくないという。

日本では数少ないCBDの研究者、昭和大学の佐藤均教授は警報を鳴らす。

「安全かどうかとかの情報がほとんど入ってないですよね」

「 (THCが入っていれば)違法なんで、それを万が一買ってしまって、

もし警察とかに捕まるリスクはありますね。持っているだけで所持罪ですから大麻は」と警告。



「「キマるCBD」ってのは変ですよね」と、佐藤教授は違法成分を含んでいることを匂わせたCBD製品が、

一部で流通している現状に警鐘を鳴らす。

「キマる」とは薬物の影響で幻覚を見たり、ラリッた状態になること。

CBDだけだとそうはならない。

薬物依存に詳しい専門家は、体制整備が急務だと話す。