「タイは微笑みの国、全ての人を受け入れます」
タイ南部のリゾート地・プーケット。
世界中から観光客が集まる島だが、このところ目立つのはロシア人観光客。
ロシアからの直行便が何本も出ている。
観光客の急増に伴い、ロシア語で書かれた看板や標識のほか、ロシア料理を提供する飲食店も増えた。
今年1月から6月までにプーケットを訪れたロシア人観光客はおよそ80万人で、去年に比べ10倍近くになった。
観光が主な収入源のタイは実利を優先させ、ウクライナ侵略では中立の立場を維持する。
ロシア人の移住も増えており、新会社を設立するロシア人もいる。
こうしたなか、7月にはロシア総領事館の開設に合わせてラブロフ外相がプーケットを訪問し、タイとの結びつきを強化することで一致した。
ロシアはウクライナ侵攻以降、制裁に加わらない東南アジア諸国への関与を強めていて、国際社会からの外交的孤立を回避したい思惑がある。
‘@タイにはタイの事情があるのだろうが、ウクライナ側からすればロシアに利用されているタイには歯痒い思いだろう。
テロが起こらないことを願う。