フランス東部に位置する観光都市・コルマールで、市街地の水路がグリーンの蛍光塗料で汚染される事件が発生。
過激な活動との批判もある環境保護団体による犯行とみられています。
事件が起きたコルマールは、中世から残る伝統的な建築物が並ぶメルヘンな街。
水路として整備されたラウシュ川が流れるエリアは、そのうつくしい景観から「リトル・ヴェニス」などと称されるほど。
日本ではスタジオジブリの映画「ハウルの動く城」などのモデルとなった街としても知られる、フランスを代表する観光地の1つ。
そんな街の人たちにとってたいせつな財産であるラウシュ川が、グリーンの蛍光塗料によって汚染された。
汚染された流域には生息していた水生生物の死骸が浮かび上がり、異様な光景が広がっている。
この事件について、環境保護を訴える団体「エクスティンクション・レベリオン」が声明を発表。
コルマールの南西に位置するヴィッテルスハイムで予定されている「有害廃棄物を含む4万2000トンの廃棄物埋設事業計画」に対する抗議活動の一環として、アルザス地方の水に塗料を流したと主張。
塗料による水汚染の被害はコルマールだけでなく、ストラスブールなどでも確認されており、水路や噴水などがグリーンの蛍光塗料で汚染されている様子が団体SNSに投稿されている。
コルマールのエリック・ストローマン市長は自身のFacebookで、
「事件発生から24時間以上が経過しても、水生生物への影響が確認できている」
「夜中の豪雨にもかかわらず汚染は続いている」と現場を視察した状況などを伝え、
団体の行動を強く非難しつつ「犯人に法的な手続きを行う」と表明。
‘@「エクスティンクション・レベリオン」は、環境破壊活動と名前を変えるべきだ。
あちらの環境を守るためにこちらの環境を破壊するとは支離滅裂。
ただ目立ちたいだけなのか。