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より良い日本へ願いを込めて。

​円はリラやペソと同じ部類。

ドイツ銀行の為替調査グローバルヘッド、ジョージ・サラベロス氏は顧客向けリポートで、

「利回りや対外収支といった円相場を動かしている要因を一見すると、円はトルコ・リラやアルゼンチン・ペソと同じ部類に属する」と指摘。



同氏は、日本銀行の円買い介入が機能する可能性は低いとして、円を新興国通貨で過去10年間のパフォーマンスが最も悪い2つの通貨と同列に置いた。

「円を防衛する日本の介入は良くて無力、最悪の場合には状況を悪化させることになるだろう」と強調。

サラベロス氏は、日本の当局によるいかなる為替介入もドルをさらに押し上げることになるかもしれないと主張。

インフレ調整後の日本の利回りが大幅なマイナスとなるのに従い、日本から資本流出が加速すると予想した。



「過去2年間の幅広い円安が反転するのは、あるシンプルなことが起きる時だけだ。それは日銀の利上げ開始だ。

金利をゼロに戻す小さな動きではなく、はるかにもっと引き上げることだ」とした。