大学や研究機関への補助制度を設け、保有する機器の活用を進める。
文科省によると、今月4日時点で全国の71の大学病院のほか、
27の大学や研究機関でもPCR検査が実施できる体制が整っており、
合わせて1日に最大4400件余りの検査を行えるという。
文科省はさらなるPCR検査の拡充に向け、機器を使って検査を行う場合には1台につき100万円、
機器を貸し出す場合に1台につき50万円の補助を行う。
文科省は「本来の研究活動への影響を十分に考慮したうえで、
検査に協力が得られる大学や研究機関に支援を行っていきたい」と、
やっと重い腰を上げた。
そして相変わらず、PCR検査拡充に消極派は、PCR検査の精度は70%と報道する。
それでもましになった方で、当初は50~70%などと報道していた。
世界では、PCR検査の精度など問題になっておらず、
運用の改善とさらなる大規模検査が実施されている。
PCR検査の精度は、PCR検査自体よりも、使用する側や環境に問題がある。
検査するために採取した検体のウイルスが少ない、もしくはいない。
PCRで見つけることができるウイルス量の限界以下である場合などには、
PCR検査結果が陰性になることもある。
PCR検査は、検体の取り方や場所、感染からの経過日数などによってその正確さは変わる。
日本のPCRメーカーが、全自動PCR検査システム供給で、駐日フランス大使から感謝状を送られた。
しかし、日本では使用されていない。
社長は精度は100%だが、99.9%にしておきますと自信を述べた。
世界でも、検査機自体の精度は90%以上との報告もある。
しかし日本では相変わらず70%を主張する人が多い。
「不思議の国日本」になってしまった。
というか、これも本来の日本なのかもしれない。
新型コロナでも「ガラパゴス化」を貫く日本。
酷いものには「PCR検査をしても感染者数は減らない」と当たり前のことをPCR検査縮小論で唱える。
そして、「PCR検査をすれば感染者が増える」と言うのもおかしな話で、
PCR検査で感染者が増える分けがない。
PCR検査で感染者は増えも減りもしない。あくまで検査なのだから。
PCR検査をして感染者をあぶり出すことは出来る。
検査をしなければ感染者が次から次へと感染を広げていく。
単純な話、接触する生活をしている10人で考えた時に、検査をせずそのままにしておけば、
10人全員に感染する可能性がある。
10人全員検査をして、陽性者と陰性者を分ければ、陰性者はそれ以上感染はしない。
精度が問題だと言うのなら、1週間後にでも陰性者を検査すればよい。
感染対策の単純な話だ。
人数が増えればそうもいかないが、それに近づくように努力しなければいけない。
海外で出来て、なぜ日本で出来ないのか。
体制が整っていないからだ。
政府の落ち度にされるのが嫌なので、何としてでもPCR検査を増やしても意味がない方向へもっていきたい。
しかし、さすがにここまでくると、そうもいかなくなってきたということだ。
それが証拠に、当初は「新型コロナは風邪と同じ」とか、「全員が感染すれば良いんだ」と叫んでいた人たちも
PCR検査を増やさなくてはいけないと言い出す始末。
そんな人間を重宝して連日テレビに出しているマスコミも同罪だ。
だから国民は混乱する。