ダウ平均は470.63ドル高の29950.44ドル、
ナスダックは94.84ポイント高の11924.13ポイントで取引を終了。
史上最高値を更新した。
バイオ製薬のモデルナ(MRNA)社は開発中の新型コロナワクチンの大規模な第3治験で、
94.5%の有効性が確認されたとの暫定分析結果を発表し大きく上昇。
また、通常の冷蔵・冷凍設備で30日間保存できるとされており。
先日ワクチン治験の暫定結果を発表していた製薬大手ファイザー(PFE)は売られた。
最近の株式市場は感染拡大のリスクよりも、コロナ対策やワクチンの有効性で買われる。
まだ、実際に使用した時のメリットやデメリットが分からぬまま、株だけは上がる。
これで、ワクチンが実際に使用され、新型コロナも落ち着けば、市場は更なる飛躍を目指すのか。
各国経済は回復していないのに、いまは、どんなニュースが出ても株価は上がる状態だ。
売り方はオムツをしながらボードを眺めなくてはいけない。
日本ではマスコミを利用して、「経済成長率52年ぶり高水準、消費や外需持ち直す」
などと報道するが、新型コロナ禍による落ち込みからいち早く持ち直した中国や米国よりも、
回復のペースは緩やかだ。
欧米では感染者が再び急増し、ユーロ圏は10~12月期にマイナス成長に逆戻りするとの予想が出ている。
日本も「第3波」の拡大に懸念が強まっている。
10~12月期の成長率は前期比で低水準になるとみる専門家もいる。
冬季賞与の減少や感染拡大の不安を受けて、消費者の財布のひもは固くなる可能性がある。
実際にワクチンが利用可能になったときに、それほど効果がないことがわかれば失望が広がる。
株バブルは青天井かそれとも弾けるのか。
バブルはいつか弾ける。