人事院が12日、森永耕造事務総長が退任し、
後任に松尾恵美子給与局長を昇格させる人事を発表。
事務総長に女性が就任するのは初めて。
黒川東京高検検事長(当時)の定年延長問題で、
「検察官に国家公務員法の定年制は適用されない」という、
1981年の人事院の国会答弁について野党から質問され、
松尾局長は当初「現在まで同じ解釈が続いている」と答弁したが、
直後に安倍総理(当時)が「適用されない」とした政府の従来解釈の存在を認めたうえで、
「安倍内閣として解釈を変更した」と言及。
この、安倍総理の、解釈変更につじつまを合わせるため、
松尾局長は「法務省から相談があるまでは続いていた」と、自身の答弁を撤回、修正した。
そして、その理由を「つい言い間違えた」と釈明した。
世間では、また「ご褒美人事」かと、憤りと共に諦めのため息が漏れる