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震災犠牲者を弔い続けた僧侶 新型コロナで突然の死。

銀座・和光本館前の地下鉄出入り口の外壁に立ち続けた。

僧侶崇英しゅうえい)(望月崇英)さん2021年1月18日永眠」と紙に記されている。

仙台市の海岸で祈る姿は、震災から1年の12年3月11日の東京新聞1面に掲載された。

約20年、米国で暮らし、帰国後は、バイク冒険家の風間深志しんじさん(70)の助手として、

南極大陸でのベースキャンプ設営やパリ・ダカール・ラリーを経験。

その後、アルバイト先の古着店で知り合った僧侶に促されて高野山で修行、僧籍を得た。

 

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一人暮らしで、山登りや釣りが好き。16年に亡くなった俳優根津甚八さんとも釣り仲間だったという。

焼き鳥店で配達弁当を作った後、正午から4時間、般若心経を唱えた。

夏は足袋まで汗でぬらし、冬は使い捨てカイロを何枚も貼って耐えた。

その場で悩みごとの相談にも応じた。

東京・銀座で托鉢を続け、東日本大震災の被災地で死者を弔い続けた一人の僧侶が、

新型コロナウイルス感染症で亡くなった。66歳。