「虚飾のため危険冒している」
米国内で東京オリンピックの放送権を持つNBCは25日、
「リレーの聖火を消すべきだ」と題する寄稿を電子版に掲載。
「新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）のさなか、聖火リレーは五輪の虚飾のため、
公衆衛生を犠牲にする危険を冒している」と断じた。
寄稿したのは、米五輪代表にも選ばれたことがある元プロサッカー選手で、
米パシフィック大のジュールズ・ボイコフ教授（政治学）。
ボイコフ教授は、聖火リレーの出発地に福島を選んだことは、
「この儀式の偽善や害悪、ばかばかしさを際立たせただけでなく、
五輪に向けて突き進む日本の問題の縮図でもある」と主張。
「もとは『復興五輪』をうたっていたが、現地の多くの人は復興の遅れを理由に五輪を非難している。
（復興の）財源は五輪の準備のため東京に振り向けられた」と切って捨てた。
