殺虫剤「バルサン」などを販売するレック(東京)は10日、
宣伝に根拠がなく景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、
消費者庁から受けた再発防止命令に対する、取り消し訴訟と執行停止を申し立てることを明らかにした。
消費者庁は、亜塩素酸水のスプレーを噴霧すれば空間を除菌できると宣伝して、
販売された同社の製品「ノロウィルバルサン」について、景品表示法違反に当たるとして、
9日付で再発防止命令を出した。
同社は「除菌とウイルス除去に関しては自社試験などでの検証データに基づく根拠がある」とし、
消費者庁の事実認定と判断を「承服し難い」としている。