「単発勤務OK コロナワクチン接種の問診 日給10万円」
こんな求人情報が複数のサイトに掲載されている。
求人対象は集団接種に携わる医師や看護師ら。
東京都江東区から委託を受けた人材派遣会社が出したものだ。
新型コロナのワクチン接種をめぐり、接種を担う医師や看護師の確保に各自治体が苦慮している。
地元医師会などの協力だけでは足りず、人材派遣会社に求人を「外注」するところも出始めた。
江東区は、5月16日から高齢者向けの集団接種を開始する。
対象は約9万人の見通しで、6カ所の体育施設で週6日間実施する。
医師らへの報酬など接種にかかる費用は国が負担するとしているが、
江東区では1日あたり医師21人、看護師63人が必要だ。
派遣会社に週5日分の人員確保を依頼している。
江東区が集団接種を実施するのは、超低温管理が必要なため、
民間の医療機関に少量ずつ配布して接種してもらうよりも、
大規模会場でいっせいに接種する方が効率的だからだ。
ただ、高齢者の接種が終わっても、基礎疾患のある人や一般人らが続く。
江東区の担当者は「会場は10月末までおさえたが、集団接種をいつまで続けるかは供給量次第。
どれくらいの人員が必要か、今は判断できない」と漏らす。
‘@国も10万円の報酬支払うのか。
江東区は財政が安定しているが、
他の自治体も10万円支払わなければいけないこととなる。