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​中山防衛副大臣、国会審議に遅刻で流れる。

中山泰秀防衛副大臣20日午前の参院外交防衛委員会に遅刻。

このため、午前10時から予定していた質疑が取りやめになった。

この日は、イスラエル軍パレスチナ自治区ガザ地区武装勢力との軍事衝突をめぐり、

中山副大臣が「私達(たち)の心はイスラエルと共にあります」とツイートしたことを野党が質問予定だった。

中山副大臣は、遅刻の理由を「事務方と国会の時間調整のミス」と、事務方のせいにしたが、

実質は、遅刻しても謝罪で済むので、「私達の心はイスラエルと共にあります」に対しての、

野党側からの質問から逃げた格好だ。

中山副大臣防衛省新型コロナウイルスワクチンの大規模接種を担う、

防衛省の対策本部長も務めている。



遅刻をめぐっては、三原じゅん子・厚労副大臣が13日の参院厚労委に遅刻して謝罪したばかり。

立憲民主党泉健太政調会長は「政務三役の遅刻は、民主党政権の時は、

激しく自民党から攻撃を受け、辞任するケースもあった。

その自覚が今の自民党にあるのか」と批判したが、辞任までに追いやる力は今の野党にはない。

中山副大臣は、イスラエルパレスチナの攻撃の応酬に関連して、

「私達の心はイスラエルと共にあります」などと記したツイッターの投稿を、20日削除した。

日本政府が双方に自制を求めている中で、イスラエルを支援していると受け取られかねない、という指摘が出ていた。

中山副大臣20日夜、記者団に対し削除の理由について、

「私は『テロを許してはいけない』という強い信念で投稿した。

投稿をきっかけに皆さんが中東について議論をしてくれたという意味で、

今回のツイートは一定の使命を果たしたと思っている、と詭弁を述べた。💩