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​国連事務総長がコロナ禍「戦時体制必要」

国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、新型コロナ禍を「戦時下」と表明。


フランスメディア「キャピタル」は、

24日に行われた世界保健総会の開会式でグテーレス事務総長(72)が、

「我々には戦時体制が必要だ」と呼びかけたことを大々的に報道。

「我々はウイルスと戦争をしているんだ。戦時体制の論理と緊急性が必要だ」と力説したという。

「多くの専門家によると、新型コロナウイルスは、

アジアで公式発表よりもはるかに多くの命を奪っている。

感染拡大の第4波に直面している日本は東京五輪があと2か月足らずで開幕するが、

ワクチン接種の遅さが批判を浴びている。

2回接種した人が米国では40%、フランスでは15%であるのに対して、

日本はわずか2%だ」と日本の危機的状況を強調した。





フランスのラジオ局「RTL」によると、スイス・ローザンヌ大学行政学教授で、

国際オリンピック委員会(IOC)の要職にもあったジャンルプ・シャプレ氏は、

「参加者の安全が深刻に脅かされている場合」には開催都市からIOCに対して、

開催を返上できる規定があると指摘。

その具体例として1940年に開催が決まっていた東京五輪が、

日中戦争のため日本側から開催を返上した例を挙げている。

つまり、日本の現在のコロナ禍が「戦時中」と世界的に認められれば、

日本側から開催を中止にできる権利があり賠償金も生じない。

‘@国連事務総長が、コロナ禍はまさしく「戦時下」と、公の場で表明した意味は大きい。

だから、IOCのバッハ会長やコーツ委員長は「緊急事態宣言でもできる」

「多少の犠牲を出してもやるんだ」と日本を恫喝していたのだ。