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​沖縄、大量の軽石の被害を軽く見るな。

8月の小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火によって噴出された大量の軽石が、

10約1400キロ離れた沖縄本島などに相次いで漂着していて、

漁業への被害やマリンレジャーなど観光業へ影響が出ている。

来月には関東沿岸にも軽石が漂着する可能性もあり、影響は長期に及ぶ可能性がある。

新型コロナが落ち着き始め、これからという時期に見舞われたこの事態に沖縄は頭を抱える。



ビーチは軽石に占拠され、船のエンジンが軽石を吸い込み故障する恐れがあるため、漁船も出港できない。

国頭村の漁協が育てていたグルクマと呼ばれるサバの仲間300匹ほどをいけすで育てていたが、

エサと間違え、軽石をのみ込んだとみられ、半数ほどが死んだ。

また、沖縄といえば、全国一のもずくの産地だが、その養殖作業が進められないという。

今回の噴火の規模は、戦後では最大級だという。

沖縄本島の南約55キロの海上で23日午後6時ごろ、巡視艇「しまぐも」(約100トン)が航行不能に。

漂流する軽石を避けながら航行していたが、海水を取り込んでエンジンを冷却する装置の配管に、

軽石が詰まったことが原因という。



噴煙の高さは海上16キロから19キロに達していて、軽石や火山灰などの噴出物の量は、

産業技術総合研究所によると、少なくとも東京ドーム80個分相当に推定される。

早ければ11月初旬に四国辺りに、関東には11月下旬までにたどり着く可能性がある.

北海道でも赤潮被害が拡大している。