沖縄南方で中国空母の発着艦100回超。
やはり、中国は動いた。
中国海軍の空母「遼寧」が、沖縄南方の太平洋で連日行っている、
艦載機などの発着艦回数が計100回以上となっている。
日本や台湾に近接した海域で活動。
台湾本島を二方向から攻めるような演習をしており、日を追うごとに台湾に近づいている。
遼寧は、ミサイル駆逐艦や高速戦闘支援艦などの艦艇計8隻で、
2日、沖縄本島と宮古島の間の宮古海峡を南下。
海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「いずも」が警戒監視に当たり、
航空自衛隊が戦闘機のスクランブルで対応。
この流れを見ると、日本国に攻撃があれば自衛隊が応戦し、米軍はどうしようか考える様子だ。
沖縄本島の509キロ・メートル南西に浮かぶ日本最西端の与那国島(沖縄県与那国町)は、
人口約1700人の国境離島。晴れた日にははるか西方に台湾を見ることができる。
台湾から111キロ・メートルの島は今、中国の軍事的な台頭で緊張が高まっている。
4月28日、1通のメールが与那国島の漁業協同組合に届いた。
題名は「台湾東における射撃訓練」。
台湾軍の演習に伴い、水産庁が注意を呼びかける。
「中台統一」を掲げる中国が台湾周辺で軍事的な威嚇を続ける中、
中国の脅威にさらされ、台湾の演習が増加している。
2018年度に15件だったメールは昨年度、34件に増えた。
演習が増えれば漁場は狭まる。
長く自衛隊などいない平和な地だったが、16年3月に陸上自衛隊の駐屯地が設置された。
沿岸監視隊員約160人がレーダーなどで船舶や航空機を24時間監視する。
与那国以外でも自衛隊の存在感は高まる。
駐屯地は19年に宮古島に設置され、22年度中には石垣島でも開設される。
太平洋戦争で県民の約4分の1が亡くなったとされる沖縄戦。
過剰防衛がプーチンをウクライナ侵略に導いたとされている。
それと同じことが、贅沢な時間が過ごせる最高のロケーションで行われている。
ロシアはウクライナ侵攻で『力による現状変更』を正当化しようとしている。
中国も軍事力を誇示し、米国や台湾の出方を見ている可能性がある。
ロシアもウクライナとの国境付近に徐々に軍を増強し、攻め入った。
中国も、艦艇数などを増やし同様の動きを見せる、厳重警戒だ。
プーチン率いるロシア軍のウクライナ侵略を、他国のこととして、
あまり関わらない方が良いとしているコメンテーターや教授がいるが、
とんだ、お花畑の話だ。
中国もロシアと何ら変わらないと、何度も訴えて来た。
いまや、中国の方が巨大で恐ろしい。
世界で結束して牽制し、戦わないと、排除できない。
プーチンのウクライナ侵略を断じて許してはならない。
中国が台湾に攻め入ったら、日本は動くのか。
それとも、ヘルメットやドローンを送るのか。