北海道の道東の太平洋沿岸で赤潮が原因とみられる漁業被害が発生している問題で、
道は27日、日高地方で新たに天然のツブ貝やナマコの被害が分かり、
日高だけで最大90億円程度の被害が出る可能性があると発表。
22日時点での道内全体の被害額は、前回の18日時点から1億円増え、推計77億円となっている。
道水産局によると、これとは別に日高地方の漁協から天然のツブ貝やナマコなどに被害が出ていて、
最大で90億円程度の被害が見込まれるという報告があったという。
ツブ貝やナマコは深海に生息しているため調査が難しく、被害の実態がつかめていない。
しかし、漁業者からは水揚げが大きく減ったという報告が相次いでいる。
死滅していた場合、影響は5~7年に及ぶとみられる。
18~24日にかけても、被害のあった海域でプランクトンの発生を確認。
沖縄でも海底火山噴火による軽石噴出の被害が出ている。