森友学園問題を巡る財務省の決裁文書改ざんで、
自殺した、近畿財務局の元職員赤木俊夫さん(当時54歳)の公務災害認定報告書に関し、
人事院が元職員の業務内容などを不開示とした決定を取り消した。
5日、元職員の妻雅子さん(50)の代理人弁護士が明らかにした。
総務省情報公開・個人情報保護審査会が9月、「不開示とした理由が詳しく記載されていない」として、
決定を違法として取り消すべきだと人事院に答申していた。
裁決理由で人事院は「効果的な主張を困難にさせている」とした審査会の答申内容を追認し、
不開示決定は違法と認めた。