SpaceXの創設者でテスラのイーロン・マスクCEOは、
衛星を介したインターネットサービスを維持する方法について、
ウクライナ政府に対するアドバイスを行った。
マスクCEOが率いる宇宙開発ベンチャーのスペースXは、ロシアによる侵攻に抵抗しているウクライナで、
衛星を使ったインターネットサービス「スターリンク」を提供している。
ウクライナのデジタル変革担当相を兼務するミハイロ・フェドロフ副首相は、
屋根に設置されたスターリンクのターミナルの一部とみられる画像を投稿。
ウクライナ各都市のインターネット接続に加え、救急活動も支えられているとする一方、
同国のインフラがロシアの攻撃を受けていると述べていた。
「我々のインフラに対するロシアの攻撃で、我々はスターリンクス&救命サービスを、
オンラインに保つために発電機が必要です 」と大臣はツイート。
マスク氏は2日のツイートでこの投稿に対して、現場では発電機ではなく、
太陽光パネルやバッテリーパックなどを電源に使う方がいいと指摘。
これらは熱反応や煙を出さず、燃料が切れる心配もないと助言。
熱や煙が出れば敵対勢力に機材の場所を察知されてしまう可能性がある。
スターリンクは、消費者と企業のためのSpaceXのブロードバンドサービス。
このシステムは、地球の周りの軌道上の衛星に依存しているため、
地上インフラとターミナルユーザーは、インターネットにアクセスするために、
家や職場の近くに配置することができる。